今回は、休符について勉強しましょう。
休符とは字のごとく、演奏を休むことですが、演奏を休むわけでも止めるわけでもありません。
休符とは、音を出さない音符です。音符のないところを埋める余白でもありません。積極的に「無音」を演奏します。
正しい長さで、しっかり「無音」を演奏しましょう。(よく「ここから○○小節、お休みです」と言いますけどね。笑)
【4分休符】
次の楽譜をたたいてみましょう。
聴いて確かめてみましょう。
できましたか? 次は、少し難しくなります。
聴いて確かめてみましょう。
できましたか? 録音してある音と合わせてみて、タイミングがピッタリ合いましたか? 休符の時もしっかり拍を数えていないと、最後にピッタリ合いませんね?
同じ楽譜を、メトロノームの音を加えて演奏してみました。
実際に演奏するときには、このメトロノームに当たるところを、心の中で数えていなければいけません。
次は少し意地悪ですが、力試しです。最後の音が、録音とピッタリ合いますか?
(実際の演奏では指揮者がいます。指揮に合わせれば良いので、助かります。)
【8分休符】
4分の4拍子に8分音符を書くとこうなります。
この場合も4拍子なので、1拍目を強く演奏するのは変わりありません。たたくとこんな感じです。
メトロノームを鳴らさないと
8分音符は、4分音符の半分の長さです。音符の数は2倍になりますね。速さが2倍だとも解釈できます。
では、8分休符(8分音符分休む)を楽譜に入れていきます。
たたいてみましょう。
どうですか?。
次の楽譜を見てください。
よく似ています。
違いは何でしょう。どう区別してたたけばよいでしょう。
一緒になってしまいませんか。
実は、手をたたくのでは表現できません。
手などををたたくのではなく、音の長さが伸ばせる楽器でないとこの音符は正しく表現できません。
別の楽器で表現してみます。
違いが分かりますね。こんな感じに、音の長さをしっかり意識して、休符の所はしっかりと音を切りましょう。
次は表拍に休符があるときです。
4拍子に8分音符を並べると、8つならびます。そして、1小節に4か所「表拍」(メトロノームの鳴るところです)があります。さらに、表拍と表拍の間の音(メトロノームの音と音の間)を「裏拍」と呼びます。1拍毎に表拍と裏拍が交互に並びます。
このときに、表拍が休符で裏拍が音符になると、とても難しいリズムになります。
こんな感じです。
表拍をさらに休符にします。
たたいてみましょう。
音源の都合で「、、3、はい!」と言ってくれないので余計に難しくて、ごめんなさい。
どうですか?ここまでのことを理解し、たたけるようになれば、ほぼどんなリズムも演奏できると思います。4分音符が8分音符に、8分音符が16分音符に短くなっても、2倍の速さになるだけです。
次回は連符について説明します。3連符とか、2拍3連、5連符とか。
最後まで お付き合いいただき、ありがとうございました。
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