音楽とは

「音を楽しむ」と書いて音楽。

幼い頃、ピアノを泣きながら練習したり、手の形が悪いからと手の甲を物差しでたたかれたり。

グループホームや介護施設での演奏活動、ボランティア活動をしたい。癒やし・活力・心に直接はたらく・音楽が存在するのは人が人であること(遺伝子に備わっている)
性的衝動の表現で音楽のうまい個体が異性に好まれて音楽的資質の高い遺伝子が選抜された(ダーウィン)
演奏する側の立場・聴く側の立場 心に響く音楽は魔法のような力を持つ(私の音楽で、誰かに力を与えたい)
泣ける音楽の構造について、結論から言うと、①一定以上の長さをもつこと、②音楽的な緊張が、低から高へ推移する構造をもつこと、この2つの両立がカギです。泣ける演奏とは、以下の3つに分類されると思います。①強固なビート感による切迫と、それにともなう熱狂(ロックのような音楽)。②現代において、感傷的であると認識されている表現を、最大限に誇張する(エモい音楽)。③共同幻想による感動。

①強固なビート感による切迫。それに伴う熱狂
ひとことでいえば、ロックのような音楽です。
人は、一定の拍節が繰り返され、かつ緊張感が増すだけで、感動します。
これに音圧を加えることで、聴覚を麻痺させることができます。
一種のトランス状態に導くことで、感動したと認識させるのです。
一部のバンドマンは、大音量によって自身の技量の無さを隠すことに成功しているのです。

②感傷的であると認識されている表現を、最大限に誇張する
聴く人が理解できる範囲の刺激的なハーモニーに、感情を込めることで、「エモい」と認識されます。
歌詞がある場合は、ハーモニー、歌詞、旋律の音型など、さまざまなバランスを最適化することで、感動要素の「掛け算」に成功します。
「エモい」表現は、半強制的に、聴いた人の感情を揺さぶることができるのです。

③共同幻想による感動
多くの人と感動を共有している認識=ある種の共同幻想によって、感動が増すことがあります。
あるアーティストを崇拝することで、イデオロギーに近い連帯感を生み出しているのです。
何万人も収容するスタジアムのライブにいく人の多くが、こうした共同幻想による感動を求めているのかと思われます。

音楽について一人で分析することもできますが、プロのコーチングを通して音楽性を高めるのが近道。



音楽とは「感情」を表すのもの。